コラム 市場調査

新規事業の検討に欠かせない市場調査

市場調査のメリット・活用方法

市場調査は英語でマーケットリサーチともいわれますが、実施するメリットとしては企業が新規事業を始める、新製品やサービスを提供するといった重要な意思決定をする際の判断材料となる情報を取得することができることです。

市場動向を把握せずアイデアのみで事業を開始したり、新製品やサービスを開発しても、成功確率は低いでしょう。 市場調査の活用においては、3つのプロセスがあります。まず、第一のプロセスは現状の市場がどのようになっているのか把握し、その情報から意義のある事実を発見することです。第二のプロセスは要因の把握です。どのような要因、背景が市場に影響を与えているのか、把握することも重要です。第三のプロセスは情報を活用した今後の行動です。調査で得られた情報をいかに有効に扱い、実際の行動に移していくか検討しなければいけません。

各プロセスを着実に遂行することによって、初めて有効な調査が実施できるでしょう。 市場調査を行う際は目的を明確にし、上記のプロセスを考慮した上で実施しましょう。

市場調査の種類とそれぞれの特徴

市場調査の方法は、主に三種類に分けられます。一つ目はアンケートによる調査で、質問事項を対象者に回答してもらうものです。実施方法はまず、調査員が訪問して調査を依頼し、後日回答を回収する方法があります。調査員が対象者を訪問し、回答を得るこの方法は協力を得やすいですが、手間がかかる点や在宅率の低い若い世代の回収率が低下するデメリットがあります。次に調査用紙を郵送し、返送してもらう方法があります。この場合、広い地域で一斉に調査を行うことができますが、回収率が低く、時間がかかることが難点です。最後にWEBを活用する方法があります。これは低コストで作業の負担も少ないですが、返信率は低くなりがちです。どの方法を選択するかは費用や納期を考慮して決定しましょう。

二つ目は面談による調査で、集団面接のグループインタビューと少人数を対象に実施する調査があります。集団面接は調査対象者を集めて座談会形式で行い、質問に対し自由に意見を述べてもらうことで、自社にとって有益な情報を収集します。議論の中から新たな事実を発見することが期待できますが、対象者の選定を慎重にしないと有効な結果が得にくくなります。一方、少数(主に1対1)を対象に行う調査は調査員が訪問し、目的に即したヒアリングを行い、有益な情報を収集します。他の手法と比べ収集できる情報量は多くなりますが、情報の収集に関してはヒアリングを行う調査員のスキルに掛かっており、専門的な知識や経験を持つ人物が行う場合には相応の費用が掛かります。

三つ目は、実際の現場の事象を確認する観察調査です。現場の事象を把握し、分析することで有益な情報を見出す手法であり、来店者の行動を観察する店頭・店内観察調査等がこれに該当します。 調査の目的や費用等に応じて、どの方法を選択すべきか検討してみましょう。

市場調査を実施する上での注意点

市場調査を有効なものにするために、注意したいポイントがあります。まず、市場調査の目的を見失わないことです。調査を実施すること自体が目的になってしまうと、目的に沿った情報が得られず、費用も嵩み、効果的とはいえなくなってしまいます。

多くの企業では、調査を管轄する部門と調査結果を活用する部門が異なることで目的がぼやけてしまうケースが散見されます。このため、まず調査に関連する部署間で市場調査の目的の共有を図ることをお奨めします。 次に適切な調査方法の選択です。市場調査の方法の特徴を理解し、メリットとデメリットをつかんでおくことが大切です。調査結果は、どのような調査方法を選択するかによって大きく左右されます。どのような調査を実施すべきかわからない場合は、専門知識を有した調査会社に業務を依頼することをお奨めします。

マーケティングリサーチコンシェルジュでは様々な調査方法に対応しており、無料で問い合わせを行うことができます。もし、市場調査を検討しているのであれば、積極的に活用してみましょう。

 

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