ニーズ調査を実施する前の事前準備として知っておくこと

ニーズ調査とは

自社で商品やサービスを企画開発し、販売する際、そこに誰かの需要がなければ売上を伸ばすことはできないでしょう。顧客の思いを正しく把握し、効果的に商品やサービスを販売するには、ニーズ調査を行うのが有効です。

ニーズ調査とは、顧客の潜在的なニーズを抽出するための調査であり、どこに、どのようなニーズがあるのか把握可能です。 ニーズ調査を実施することにより、既存の商品やサービス(競合他社の商品やサービス)の強みや弱点を把握するためのヒントが得られるかもしれません。加えて調査結果を参考に自社商品やサービスの改良、または新商品の開発を行うことで、より多くの顧客のニーズに応えることや、これまで明らかにならなかった新たなニーズを掴むことができるかもしれません。 また、新商品や新サービスを企画するのであれば、参入する市場がどのような状況かを把握し、参入の実現性を検証する手段としてもニーズ調査が役立ちます。BtoC向けの場合、年齢や性別などの基本的な属性のほか、ライフスタイルや価値観別に調査結果を把握することにより、ターゲット層の検討やボリュームゾーンの把握に役立ちます。 自社の商品やサービスにどれほど自信があったとしても、それが顧客にとって必ずしも価値があるものとは限りません。そのため、ニーズを事前に把握し、正しい商品・サービス戦略を立てることが事業成功のキーポイントです。

もし、ニーズ調査を実施する場合には、下準備として調査方法の種類やその特徴などを理解しておきましょう。特に調査方法の種類は調査の対象先や費用によって、使い分ける必要が出てきます。どのような方法があるのか内容を最低限、頭に入れておくとよいでしょう。

ニーズ調査の種類や特徴

ニーズ調査には、定量調査と定性調査といった方法があります。定量調査とは、数値で把握できる調査内容を設定した上でデータを収集し、それを集計、分析するものです。はい、いいえで回答する形式や、1から5の数字をマークして回答するスコアリング形式のアンケートが、この定量調査にあたります。定量調査のメリットとしては、サンプル結果の割合や変化からニーズを明確な数字のデータで把握できる点です。また、定量調査のメリットとして、回答者は予め用意されている選択肢の中から選ぶ方式であるため回答しやすく、データが集まりやすい点や、調査結果を数値できるため、表やグラフで結果をまとめやすい点が挙げられます。 一方、定量調査のデメリットは質問文やサンプルの抽出の仕方によって結果が左右されることや、収集したデータをうまく分析できなければ、有意義な情報を見出すことができないことが挙げられます。

対して定性調査は、数値では表すことができない情報を調査対象者の発言や記述、行動等から把握するものです。定性調査として代表的なものには、座談会形式のフォーカスグループインタビューや、マンツーマンで行うユーザーインタビューなどがあります。定性調査の最大のメリットは、調査対象者の言動等を深堀していくことにより、潜在的なニーズを発見できる点です。また、BtoC向けの調査の場合、これまで把握できなかった対象者の多様なライフスタイルや価値観を認識することができ、ニッチなニーズを把握できる可能性があります。

なお、定性調査のデメリットとしては、ヒアリング等を実施するため、調査に手間が掛かることや、多くのサンプル数を集めることは難しいことが挙げられます。 数値な視点での情報把握を重視するのか、質的な情報把握を重視するのか、どちらの方法を選択するのかは事前によく検討しましょう。

ニーズ調査の実施方法

定量調査の場合、インターネット上の調査票にPCやスマートフォンから回答してもらう方法が広く普及しています。

ほかにも電話やFAX、郵送などが一般的です。また、調査対象者を一つの会場に集めてアンケートに答えてもらう会場調査や、自宅で商品やサービスを実際に使用してもらい、その評価を回答してもらうホームユーステストと呼ばれる手法もあります。 定性調査では、インタビュー形式で行われるものが中心です。この他には調査員が各家庭やオフィスを訪問して、商品やサービスが具体的にどのように利用されているのか把握する訪問観察調査などもあります。 ニーズ調査においては、定量調査と定性調査どちらか一方のみを実施するのではなく、両方を上手に活用していくのも一つの方法です。

もし、ニーズをどのように把握すればよいか分からない、自社に合った調査方法が分からないといった場合は、ニーズ調査のサービスを提供している会社に業務を依頼しましょう。マーケティングリサーチコンシェルジュでは目的や課題に合わせて最適と思われる調査を提案、実施してくれます。相談の電話やメールを無料で受け付けていますので、まずはお気軽にご相談してください。

 

MRCの対応業界・業種を見る >