プロダクトマーケットフィット(PMF)とは? PSFとの違いについて

プロダクトマーケットフィット(PMF)とは

プロダクトマーケットフィット(PMF)とは、商品やサービスが市場に適切に受け入れてられている状態を指す言葉です。元々、Facebookのボードメンバーとしても知られるマーク・アンドリーセンが提唱した言葉で、現在では新たなビジネスを始める際のキーワードとして定着しています。

PMFを満たしている場合はすなわち、人々のニーズを満たす商品・サービスを開発・販売することができており、ビジネスにおいて理想の状況と言えるでしょう。スタートアップや事業の立ち上げ段階では、より売れる商品・サービス作りに主眼を置きがちですが、商品をどの市場に売り出すかという点も大切です。

いくら質の良い商品を売り出しても、消費者のニーズからズレていると、売上は伸びません。このため、PMFの視点が重要視されています。

プロブレム・ソリューション・フィット(PSF)とは

また、ゼロからビジネスを成功させるには、PMFのほか、プロブレム・ソリューション・フィット(PSF)という考え方も重要です。プロブレム・ソリューション・フィットとは、顧客が抱く悩みを解決に導く最適な策が見つかっている状態です。顧客が抱く悩みの解決策は一つではありません。顧客のニーズを正確につかみ、最適な策を提示するPSFの概念はビジネスを進める上では非常に大切です。PSFが実現されていれば、企業の業績も自然と伸びていくでしょう。

次にプロブレム・ソリューション・フィットを実現するための4つのステップを紹介します。

1.顧客の課題を検証

企業側が「これが顧客の課題だろう」と認識していても、実態は同じとも限りません。顧客の課題を正しく認識し、真のニーズを把握することが重要です。

2.解決策の検証

ニーズを把握できた場合、提供しようとする課題解決策によってニーズを満たすことができるのか検証します。その解決策によって本当に顧客の課題が解決できるのかといった視点は重要です。

3.コミット率を検証

解決策を実行するプロジェクトに協力してくれる人がいるか、検証します。ニーズがあり、有効な解決策のアイディアがあったとしても、商品化にこぎつけなければ意味がありません。開発や販売等に協力してもらえる人物を集めることは非常に重要なことです。

4.購買意欲を検証

ビジネスとして成立するか検証を行います。具体的にはお金を出して商品の購入や、サービスを利用してくれるのか検証します。

検証にあたってはアンケートなどの顧客調査を実施、いくらまでならコストを負担しても良いか、どの機能に魅力を感じたのか等を把握し、その結果を反映した上でビジネス内容の構築を行います。

プロダクトマーケットフィットの重要性

プロダクトマーケットフィットは、ビジネスを成功させるために近年重要視されています。重要視される理由は、人々のニーズや価値観が多様化です。

アパレル業界を例にとって考えると、高度経済成長期は高級な服を買い求める層が中心でしたが、近年はファストファッションブランドを利用する人も増加しました。このようにニーズが多様化したために、全ての人に求められる商品を生み出すのが難しくなってきました。このため、ターゲットやセグメント別などにニーズを把握し、顧客の求める商品を提供するプロダクトマーケットフィットの考え方が重要視されています。

また、プロダクトマーケットフィットは実現できれば、それで終わりというわけではありません。人々のニーズは変わるのが常であり、市場も日々変化しています。顧客のニーズを把握する商品やサービスを継続的に提供できなければ、他社に顧客が流れてしまうかもしれません。PMFに終わりがないということは、肝に銘じておきましょう。 プロダクトマーケットフィットはとても重要な考え方です。

スタートアップに限らず、自社でプロダクトを提供する場合に、PMFは絶えず意識する必要があります。 また、PMF達成するには絶えず市場調査を行い、市場動向や顧客のニーズ把握に努めることも欠かせません。専門の市場調査会社を活用し、マーケット状況の把握にも努めましょう。

 

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