価格調査

対象製品やサービスの価格に関する情報は収集します。

これらの情報を参考することにより、効果的な販売戦略の立案、調達コストの適正化に役立てることができます。

製品・サービスをいくらで販売するのか、調達品をいくらで仕入れるのかといった価格戦略を立てることは事業を行っていく上で非常に重要です。

こうした戦略を立てるために必要な情報は価格調査から得ることができます。

価格調査を実施すると以下のような課題の解決に役立てることができます。

価格調査の活用事例

新規事業の戦略策定

新規参入の検討にあたり、有望市場と思われる製品・サービスの販売価格を把握したい。
新規事業を行うにあたって、新たに資材調達を検討したいが、各原材料の実態価格はどのくらいか。
新製品・サービスの販売を検討しているが、どのくらいの価格帯なら受け入れてもらえるか。

既存事業における業績(売上高・利益)の拡大

既存製品において取引先から原材料の値上げを要求されており、他の調達先を検討したいが、どのくらいの価格帯で購入できるのか。
販売戦略を検討するにあたり、各エリアにおける競合製品の実態価格を詳細に把握したい。

価格調査で把握できること

価格調査を依頼すると、具体的には以下のような内容の把握が可能となり、企業の抱える課題の解決に活かすことができます。

特定製品・サービスの実態価格

価格調査を実施することにより、特定製品・サービスの実態価格を把握することができます。
定価のない製品・サービスにおいては契約条件(購入量、保守条件、契約期間など)を具体的に指定することにより、実態価格を把握することができます。

これらの情報は自社の製品・サービスの販売価格の検討、原材料の調達先の検討などに活用できます。

調査方法について

調査方法は大まかにヒアリング調査やアンケート調査、公開情報の取得などがあります。
具体的な調査方法は、調査内容に応じて決定します。

ヒアリング調査においては参入プレーヤー、販売代理店、取引先、業界団体など幅広く複数のキーマンから情報を収集することによって、精度が高く、価値のある情報の取得を行えます。
また、アンケート調査とは違い、より定性的な情報の入手が可能となっています。

アンケート調査については対象サンプル数や対象項目などを設定し、販売メーカーや販売代理店などに配布し、回答を回収することにより定量的に情報を取得することができます(アンケート調査についてより詳しく知りたい方は「アンケート調査」を参照してください)。

公開情報の取得についてはWEBでの公開情報に加え、調査対象業界に関連する業界誌や新聞などからも情報を収集します。

では、価格調査を委託する場合、具体的にはどのような流れになるのでしょうか。

調査の流れ

1. お問い合わせ
まず、調査をしたい内容についてお問い合わせ下さい。電話やメールのいずれでも対応可能です。 その際は、調査で明らかにしたい内容や予算、期間をお伝え頂けると具体的な回答が可能です。

2. 打ち合わせ・調査設計
担当者と調査の実施にあたってより具体的に内容の設計、実施費用、スケジュールに関して摺合せを行います。
調査を有効なものにするためには、担当者との摺合せが非常に重要です。このため、可能な限りお打ち合わせをお願いします。

3. 調査企画書・見積書の作成
お打ち合わせの内容や問い合わせの内容(打ち合わせを行う時間がない場合)に基づいて、調査企画書と見積り書を作成します。その内容に問題が無ければ、いよいよ調査を開始することになります。

4. 調査状況の確認
調査実施中においては、中間報告会を設定することにより、調査の進捗状況の確認を行うことができます。中間報告会を実施することにより、調査の方向性や品質に問題がないか確認することができ、より有効な調査を実施することができます。

5. 最終調査結果の確認
最終的な調査結果は報告会の実施や報告書の授受によって確認することができます。報告会においては調査実施担当者へ調査結果に関する質問ができ、より具体的な内容の把握を行うことができます。調査内容の品質に問題が無ければ、作業は終了となります。

マーケティングリサーチコンシェルジュの価格調査

マーケティングリサーチでできることは多岐にわたります。マーケットに関するあらゆるデータの収集から分析・解析、また、そこから得られる情報の整理など複雑で、それがマーケティングリサーチへの理解を難しくしている一因でもあります。

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