5Gに関する市場調査を行おう

5Gとは

最近話題に上がることの多い5Gとは、「5th Generation」を略したもので、第5世代移動通信システムのことを指します。1Gから始まった移動通信システムは、1990年代にデジタル回線の2Gが、そして2000年代には3Gが登場し、確実に進歩をとげてきました。

スマートフォンの登場と前後した4Gは、通信速度や容量の向上に繋がりました。ストレスの少ないネット環境の実現に欠かせないものとして、4Gは現在でも移動通信システムの中心を担っています。 アメリカや韓国ではすでに運用が始まっている5Gは、次世代通信規格の一つとして日本でも2020年3月から商用化がスタートしました。

4Gをはるかに凌ぐ超高速通信や複数端末の同時接続、遅延の短縮等の対応が主な特徴で、5Gが普及することでさまざまなメリットが発生します。具体的には大容量化・高速化が進むことで、以前と比べてより高精細な画像や動画の表示が可能となります。また、ダウンロードに要する時間も短くなります。

より精細な画像や動画をスムーズにやり取りできるメリットから、自動車業界では精度の高い車種や標識の認識などが可能となり、完全自動運転の実用化に大きな効果が期待されています。また、セキュリティー分野では人物やその行動に関してより大容量の情報を扱うことができるようになり、より能力の高いシステムの実用化が期待できます。

さらに医療分野では5Gによってより高度な診断や遠隔医療の進展などが期待されています。これらは既存の業界やサービスにおける活用事例ですが、5Gが広く活用されるようになると今までにはない新たなビジネスやサービスが誕生するかもしれません。

このように5Gは、これまでのビジネスを変える大きな可能性を秘めたものといえるでしょう。

5Gにおける有望サービス

高速、大容量、低遅延という特徴を持つ5Gは、VRやARなどの本格的な普及には欠かせないといわれています。「Virtual Reality」を略したVRは仮想現実とも呼ばれ、ヘッドセットやゴーグルを装着することで自分が仮想世界に存在するような体験ができる技術のことを指します。

またARとは「Augmented Reality」のことで日本語では拡張現実と訳されます。VRが仮想空間を舞台にしているのに対し、ARは現実世界の映像にCGなどで作成した仮想空間の映像を合わせるものであり、スマホゲームなどに利用されます。

どちらの技術も高画質の映像や高速で大容量の通信が必要となり、5Gの活用が不可欠です。 このように速度や容量などの問題で難しかった高精細映像も、5Gならフルスペックでの伝送が可能です。これによりスポーツやコンサートにおいて、より臨場感のあふれる映像を手元のスマートフォンやタブレットなどで見ることができるようになります。

高精細映像を好きな角度や視点で見たり、見逃したシーンを自分の好きなタイミングで再生するなど、5Gによってスポーツやエンターテインメントの新たな楽しみ方が普及すると期待されています。また、5Gの特徴である低遅延は、従来の4Gで発生したデータ通信のタイムラグをほとんど発生させることがなくなります。

このため、これまで難しかった遠隔での情報のやり取りが容易となり、様々なサービスに活用されていくことが期待されています。

5GがIoT化を進展させる

莫大な量のデータを遅延なく送信できる5Gは、IoT化と密接に関係しています。IoTとは、「Internet of Things」のことで、日本語ではモノのインターネットとも呼ばれています。

従来はインターネットでつなぐものはパソコンやサーバーなどのIT関連機器でした。しかし今では、スマートフォンやデジタル家電といったモノが、インターネットを介して様々な情報を活用できる時代となっています。5Gの商用化は既存の業界の発展だけではなく、IoTに関連するサービス市場拡大を後押しし、新たなビジネスやサービスを生み出すことにつながると考えられています。

もし、5Gの商用化をきっかけに情報関連サービス等への新規参入を検討しているのであれば、絶好のビジネスチャンスです。

しかし情報通信業界の動きはとても速く、最新の動向を常に把握しておく必要があります。その際には専門の調査会社に市場調査を依頼すると、自社で調査するよりも質の高い情報を収集することが可能となります。5Gによってビジネス環境は大きく変化します。

新しい動きをいち早く把握するためにも、市場調査を積極的に活用しましょう。

 

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