マーケティング部門における仕事の役割

重要性を増すマーケティング部門の役割

市場のリサーチ業務と混同されている方もいらっしゃるかもしれませんが、マーケティングとは、一般的に顧客のニーズを察知した上でそれにこたえる商品やサービスを提供し、その価値を広く伝えることによって、市場を創り出す総合的な活動を指します。

情報収集やデータ分析はマーケティング活動の一部であり、マーケティングとは企業が継続して利益をあげるための活動すべてを指す広い概念です。

企業が継続して利益をあげるためには、顧客の気づいていない潜在的なニーズを、需要として顕在化していくことも必要です。このため、マーケティングは企業が顧客との相互関係のもとで市場を創造するための活動ともいえるでしょう。

今はモノが売れない時代だと言われます。市場が成熟してモノが溢れていることに加え、インターネットの普及により情報は簡単に手に入りやすくなっています。

さらに消費者のニーズが細分化していることも見逃せません。厳しい環境の中、競争に勝ち抜き、生き残っていくためには、競合他社に先駆けて顧客のニーズを把握し、特徴ある製品やサービスを開発することはもちろん、宣伝から販売方法まであらゆる戦略が必要になってきます。

これらを総合的に担当するマーケティング部門がうまく機能すれば、商品・サービスの売れる仕組みができ、業績の改善・拡大を図ることができるようになるでしょう。

したがって、マーケティング部門の果たす役割は厳しい経済環境が続く中、ますます重要性を増しているといえるでしょう。

マーケティング部門の仕事内容

マーケティング部門の仕事内容は、多岐にわたります。中でも市場の状況や顧客ニーズを理解するための情報収集を行う市場調査や集めた情報の分析は、重要な役割の1つです。

また、情報分析の結果をもとに、顧客のニーズに応える商品やサービスを作る商品戦略や商品企画を立案することも、業務内容のひとつです。これらの業務には新製品やサービスの企画はもちろん、既存商品やサービスの改良や価格設定なども含まれます。

加えて商品やサービスの価値を顧客層に知ってもらうための広告、宣伝の検討もマーケティング部門の重要な役割です。新聞、雑誌などの紙媒体の広告やテレビCMなどに加え、最近ではWeb広告の重要性が非常に高まってきています。

それぞれの媒体のターゲットや特徴は異なるため、広告・宣伝を検討するにあたっては、それらを考慮した上で企画することが大切です。 なお、企業によってはマーケティングの役割を1つの部署で担当せず、複数の部署で分けて担当するケースもあります。

具体的には広告、宣伝は広告宣伝部、商品戦略や商品企画は商品開発部や商品企画部といった分け方や、商品やサービス別にそれぞれマーケティング部署を設けるといったケースもあります。どのような組織体制するか人員や予算等を考慮して検討しましょう。

マーケティングと市場調査

マーケティング部門が期待される役割を果たすためには、市場や顧客の動向を把握するための市場調査が欠かせません。市場調査の手法は定量調査と定性調査の大きく2つにわけられます。

定量調査とは情報を定量的(数的)に把握するものであり、選択式の回答を用いたアンケート調査は代表的な手法です。

アンケート調査には訪問調査のほか、電話によるヒアリング調査、郵送調査、インターネット調査などがあります。 一方、定性調査とは、調査対象の意見や行動についてより詳細に把握するものであり、インタビュー調査はその代表的な手法です。

インタビュー調査には、対象者と1対1で話を聞くデプスインタビューと、グループインタビューがあります。

数値やグラフで傾向を把握できる定量調査に対し、定性調査はヒアリングを通じ、まだ把握できていない潜在的なニーズを把握するのに効果的な方法です。定量調査と定性調査をうまく組み合わせ、顧客ニーズの把握に努めましょう。

市場調査を自社で行うと、把握できる情報が限られてしまいます。したがって、マーケティングの成否を左右する市場調査は、リサーチを専門に手掛ける市場調査会社に依頼することが一般的です。

市場調査会社に依頼することにより、より質の高い情報を集めることが可能になります。市場調査会社は、特定の業種や業界に強みを持つところもあれば、様々な業界に対応している会社もあります。 調査の目的や自社の状況、予算などにあった会社を選ぶことが重要ですので、まずはマーケティングリサーチコンシェルジュに相談してみましょう。

 

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