SaaSにおける市場調査

SaaS業界の現状

SaaSとはSoftware as a Serviceの略語であり、これまでパッケージソフトとして提供されていたものを、クラウドサービスとして提供される形態を指します。国内企業のITシステムは、オンプレミス、スクラッチ開発からクラウド、パッケージへの移行が加速しており、後者はIT業界の中でも成長著しい分野です。

特にSaaS国内市場は、毎年急成長を続けており、今後もその傾向は続くと見られています。また、ある市場調査によれば、アメリカを中心とする世界市場は国内市場の成長率を上回っており、ますます普及が加速すると期待されています。

国内では生産年齢人口の減少や、働き方改革などを背景に、業務のデジタル化や効率化が急務となっています。国の調査によれば、クラウドサービスを活用する企業は労働生産性が高いことがわかっており、生産性向上の切り札としてSaaSをはじめとするクラウドサービスに注目が集まっています。

SaaS市場が世界的に拡大を続けている背景には、テクノロジーの進化によるIT全体の伸びだけでなく、サブスクリプション型ビジネスモデルの普及があります。月額または年額を支払うサブスクリプション方式は、初期投資を抑えられ、小さな規模から利用を始めることも可能であるため、企業規模を問わず導入しやすくなっており、普及が進んでいます。

こうした成長性もあり、投資家から資金調達を行い、開発に力を入れる企業を増えており、SaaSのビジネスは活況を帯びています。

SaaSの種類

各種市場調査によると、SaaS業界は今後も成長が期待できる有望な市場と期待されており、国も普及拡大を後押ししていく方針です。SaaSは、業種横断的なホリゾンタルと、業種特化型のヴァーティカルという大きく2つに分けられます。

ホリゾンタル型のSaaSの内、マーケティングや営業関連のツールなどはもともと海外からツールとして入ってきた経緯があるため、外資系メーカーのシェアが高くなっています。一方、名刺管理やナレッジ管理のツールは外資系メーカーの強くない領域です。

また、勤怠管理や会計、経費精算など日本独自の商慣習や文化のある分野においては国産サービスの強い領域です。働き方改革の一環としてビジネスチャットや勤怠管理、経費精算などの機能を備えたグループウェアの導入は進んでおり、今後も市場の拡大が見込まれます。

業界特化型サービスであるヴァーティカル型のSaaSは、国内外を問わず近年注目を集めている分野です。特に、大きくIT化が遅れていたり、人手不足が深刻だったりする第一次産業や物流、ヘルスケア向けのサービスにおいては新規参入が増えており、競争が激化しています。

ヴァーティカルSaaSにおいては、ITリテラシーは必ずしも高くないユーザーも多いため、利便性の向上が求められます。このため、SaaSプラスアルファの動きとして、AIの活用による自動化や音声認識などの機能が注目されており、今後こうした機能がSaaSにおいて標準的なものになるかもしれません。

SaaS業界の市場調査

発展が著しいIT業界は、動きが早く競争の激しい市場です。中でも成長著しいSaaS業界は、動向の変化が早くなっています。

このため、SaaS市場規模や動向において最新の状況を把握するには自社での情報収集だけでは限界があるでしょう。その際に役立つのが市場調査会社です。

市場調査を依頼することにより、市場全体の規模や動向はもちろん、構成するプレーヤーや動向、その背景要因に関する情報収集が可能となります。また、自社で行うよりも多くの情報をスピーディーに収集できるようになるでしょう。

市場調査会社は、調査手法や得意とする業界によりさまざまなタイプがあるため、対応業界については市場調査会社のホームページなどで確認しておきましょう。また、海外調査を実施したい場合には、対応エリアについても確認しておきましょう。

マーケティングリサーチコンシェルジュにおいては無料で相談を行っておりますので、SaaS業界の調査を行いたい場合はまず問い合わせをしてみましょう。

 

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