各種半導体の概要と市場動向を把握しよう

各種半導体とは

物質には、電気をよく通す「導体」と電気をほとんど通さない「絶縁体」がありますが、半導体とは導体と絶縁体の中間の性質を持つ物質のことです。本来は物質を指す半導体ですが、実際は半導体の性質を使用したコンデンサやトランジスタなどを集めた集積回路(IC)の総称としても呼ばれています。集積回路は物質としての半導体の特徴を活かして電流を通したり通さなかったりすることで制御し、さまざまな使い方が可能です。なお、半導体の材料にはシリコンがよく使用されており、その他にはゲルマニウムやカーボンなどが半導体を構成する材料です。

また、半導体には集積回路のほかに、1つの半導体素子でできた電気の流れをコントロールする「トランジスタ」や電気を一方通行で流す「ダイオード」などの「ディスクリート半導体」、光を電気に、または電気を光に変換する「光半導体」があります。さらに集積回路よりも多くの機能を備えたものは「大規模集積回路(LSI)」呼ばれており、パソコンやデジタルカメラ、自動車など様々な用途で利用されています。

各種半導体市場の動向

5Gに普及に伴う基地局関連の需要、自動運転の進展に伴う自動車の電装化、リモートワークの普及に伴うPC需要など半導体の需要は高まる一方でした。しかし、2022年の中頃から半導体市場は、減少傾向に転じています。これは、欧米におけるインフレの進行、中国経済の不況などに伴い主にコンシューマー用途向けの市場が低迷したことが、要因と見られます。

その結果、2022年の半導体市場は4年ぶりにマイナス成長となり、特にパソコンやスマートフォンに用いられる記憶用半導体の需要が落ち込みました。

今後の展望について

足元の2023年の半導体市場においても需要停滞が続くと予想されており、在庫調整に伴う価格低下がさらに進むとみられています。

一方、中長期的にはスマートフォンやウェアラブルデバイス、自動車や軍事システムなど、半導体を利用しない用途はほぼ存在しない状況であり、市場規模はいずれ増加に転じると予想されています。特に次世代パワー半導体の世界市場は再生可能エネルギーの普及などによって需要拡大が期待され、太陽光発電や電気自動車などのインフラに使用されることから、2030年頃には大幅な市場規模拡大が期待されます。

すでに需要拡大を見越してアメリカを中心に半導体関連の投資が増えている状況であり、

世界情勢や経済情勢などに左右されている現状ですが、早い段階でプラス成長に転じると予想されています。

このように半導体市場は将来性が高く、進展の早い業界です。こうした業界で勝ち抜くには専門的な市場調査やマーケティングリサーチを行って現状のマーケットを把握することが今後の戦略を立てる上で有効的です。

但し、自社での市場調査実施には限界があるため、プロの市場調査会社に依頼がおすすめです。マーケティングリサーチコンシェルジュでは様々な市場調査の要望に対応しており、豊富な調査実績を有しています。積極的に活用してみましょう。

 

 

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