洗濯機の概要と市場動向を把握しよう

洗濯機(白物家電)とは

白物家電とは家事や日常生活に用いられる様々な家電製品(筐体が白色であったことが由来)の総称であり、洗濯機のほかにエアコンや冷蔵庫、炊飯機などが挙げられます。

洗濯機の歴史をたどると、19世紀半ば頃にアメリカで生まれた近代的な洗濯機が1922年に日本に初めて輸入されました。その後、1930年に芝浦製作所(現・東芝)が国産初の洗濯機の製造・販売を開始しました。その当時はあまり普及していませんでしたが、1950年代になると戦後の好景気に伴い、冷蔵庫、白黒テレビともに「三種の神器」と呼ばれ、大きく普及しました。

現在販売されている洗濯機は、縦型とドラム式の2種類に分けられます。縦型洗濯機は洗濯槽の底にパルセーターと呼ばれる円盤で水流を起こし、衣類をこすり合わせることで汚れを落とす仕組みが一般的です。これに対し、近年増加しているドラム式洗濯機は、洗濯槽を回転させることで衣類を上から下に落とす叩き洗いで汚れを落とす仕組みとなっています。

洗濯機の市場動向

三種の神器の1つとされた洗濯機は、現在世帯普及率が100%に近いといわれるほど普及しました。近年でみると、高機能モデルの普及率が高まっています。特にドラム式洗濯機においては大容量タイプかつ利便性、静音性などの機能を搭載した高級モデルが人気を集めています。また、最近では洗剤や柔軟剤の自動投入機能やスマホアプリとの連携、AI機能などが注目されています。

一方、国内市場において気掛かりな点としては、コインランドリーサービスの普及です。かつては一人暮らしの男性の利用が中心でしたが、現在は共働き世帯が増えたことにより、多少費用がかかっても洗濯にかかる時間を節約したいと考える女性の利用が増加しています。コインランドリーの利用が増え、家庭での洗濯の機会が減ると、洗濯機の売上に影響が出るでしょう。

なお、洗濯機のメーカーシェアをみた場合、国内は日立やパナソニック、東芝、シャープの4社でほとんどのシェアを占めています。一方、世界規模でみると中国やアメリカ企業が主要メーカーとなっており、日系メーカーの占めるシェアは小さい状況です。これは国内の場合、高機能な高額モデルでも売れますが、海外では機能よりも価格を重視するユーザーが多く、国内外においてニーズが異なることが大きな要因と考えられています。

今後の展望について

洗濯機の国内市場は販売台数ベースでみると減少傾向が続いています。一方、販売金額ベースでみると増加傾向が続いており、高価格の高機能製品の販売が増えている状況です。

そうした状況もあり、各メーカーは新しい技術や革新的な機能を搭載した洗濯機を生み出すべく激しい競争が行われています。

今後はWi-Fiに接続し、外部から設定できる機能を有する製品やAIを活用した洗濯機能を有する製品の開発がより積極的になると予想されます。

一方、海外においては発展途上国などにおける普及が進み、市場規模が拡大していくと見込まれています。

このように洗濯機の市場はポテンシャルを有していますが、勝てる市場を見つけるには

綿密な市場調査・マーケティングリサーチの実施が欠かせません。有益な情報を収集によることによって、マーケットをより理解でき的確な戦略を立てることが可能となります。

但し、 自社で市場調査やマーケティングリサーチを行うのは限界があります。そういった際にはプロの市場調査会社に依頼するのがお勧めです。マーケティングリサーチコンシェルジュでは初めて市場調査を行う場合でも、専門コンサルタントが丁寧に相談内容に対し回答し、最適なリサーチを提案してもらえます。積極的に活用しましょう。

 

 

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